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【日本選手の戦い】黄金の咆哮。日本が誇る若武者ペア、64年ぶりの頂点!
卓球王国2025年8月号掲載
5/17〜25 【カタール・ドーハ/ルサイル・スポーツ・アリーナ&カタール大学体育館】

2004年に行われた団体戦以来、21年ぶりに中東・カタールで開催された世界卓球。日本は男子ダブルスで戸上隼輔/篠塚大登が64年ぶりに優勝するなど、計4枚のメダルを獲得。気温40度を超える灼熱の大地で、「卓球ニッポン、ここにあり」を存分にアピールした。
covered by
柳澤太朗Taro Yanagisawa
決勝ではアクシデントを乗り越え、最後は攻めのプレーに徹した
64年ぶりの「黄金の咆哮」だった。
大会最終日の男子ダブルス決勝、5ゲーム目の10−6で迎えた、2回目のチャンピオンシップポイント。林昀儒のフォアフリックが力なくコートをオーバーしたその瞬間、戸上隼輔は観客席の日本選手団を振り向き、跪いて吠えた。
その横で、「信じられない」という表情で天を仰ぐ篠塚大登。やがてふたりは我に返ったように、笑顔で抱き合った。
日本勢として8年ぶりに決勝に勝ち上がり、林昀儒/高承睿(チャイニーズタイペイ)と激突した戸上/篠塚。その戦いは苦難に満ちたスタートだった。
〈男子ダブルス決勝〉
戸上隼輔/篠塚大登 3-2 林昀儒/高承睿(チャイニーズタイペイ)
