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Tリーグがギャンブル性の高い試合方式を続ける限り、世界のトップ選手は来日しないのか!?
卓球王国PLUS独占記事「今野の眼」

Text by
今野昇Noboru Konno
「世界最高峰のリーグ」を目指すのであれば、世界基準のルールで戦うべきではないだろうか
8月4日、日本のトップ選手で世界ランキング3位の張本智和(トヨタ自動車)がSNSでTリーグの問題点を指摘した。要点は「Tリーグ独自の試合方式は世界基準ではない」というものだった。
*Tリーグの主な独自ルール
■ダブルスは3ゲームマッチ(通常は5ゲーム)
■最終ゲームは6-6からスタート
■デュースはなく、10-10からは1本勝負
■2-2で並んだ場合はビクトリーマッチ(11本1ゲームマッチ、デュースあり)
つまり、国際大会の方式と大きく乖離(かいり)したルールが「時間短縮」を目的に導入され、その結果、番狂わせ(ジャイアントキリング)が生まれやすくなっている点に疑問を投げかけたのだ。