【今枝流 勝者の思考学】第12回〈最終回〉「敗戦から何を学ぶか」

[こだわりすぎた男たち 大熊敏實]原点、そして理想は「手のひら」。両面極薄のベーシックモデル
卓球グッズ2020 「こだわりすぎた男たち」vol.27
マスターズプレーヤーたちの飽くなき用具へのこだわりを紹介する「こだわりすぎた男たち」。熱く骨太な用具論に触れてみよう。勇気づけられること、間違いなしだ。

■Profile おおくま・としみ
1948(昭和23)年12月4日生まれ、東京都出身。修徳高1年時に卓球を始め、全関東社会人選手権などで優勝。年代別では99年東京選手権フィフティ優勝、2000年全日本マスターズ・フィフティ優勝、右シェーク両面裏ソフトカット型
★ 使用用具
R:ハッドロウ シールド(木材5枚/ST・バタフライ)
両面:オリジナル(裏ソフト)(極薄・ヤサカ)
※使用用具・プロフィールなどは2020年の掲載時のものです。用具は現在では廃番になっているものも含まれます
原点、そして理想は「手のひら」。両面極薄のベーシックモデル
マスターズ(年代別)でラケットを握る選手なら、「大熊敏實のナックルカット」を知らない人はいないだろう。極薄のコントロール系ラバーを貼り、グリップを薄く削る、独特の用具に込められた深遠なる設計思想とは?
