呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
全日本社会人チャンピオン 松平賢二「諦めたら終わりだ」
卓球王国2024年2月号掲載
今季から協和キリンの監督兼選手に就任した松平賢二。
指揮官として若手選手のレベルアップとチーム力の向上を図りながら、プレーヤーとして全力で取り組む姿勢は変わることがない。
慣れ親しんだ青森の地で10月に開催された全日本社会人選手権。
34歳になった松平は、持ち前のパワフルなプレーに我慢強さが加わり、並み居るライバルを連破して9年ぶり2度目の栄冠を手にした。
Interview by
中川 学Manabu Nakagawa
写真=中川学 photographs by Manabu Nakagawa
全日本で優勝したいと常に思っています。諦めたら終わりだと
●─34歳で9年ぶりにシングルスの全日本タイトルを獲得しました。それについてご自身でどうとらえていますか?
松平賢二(以下・松平) 周りの方からすごいと声をかけてもらえて、それはすごくうれしかったですね。
でも、もう時間も経ちましたし、(優勝を)忘れたと言ったらおかしいですけど、今はもう気にしていないというのが正直なところです。全日本社会人で優勝してもすぐに日本リーグがあって、その後にファイナル4もあるので、特に祝勝会とかもやっていません。自分としては何も変わっていないのが現状ですかね。