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日本でただ一人のITTFゴールドバッジ審判員・今野啓〈後編〉代表選手にも負けない日本人としての矜持
卓球王国PLUS独占インタビュー <今野啓・後編>
現在、(公財)日本卓球協会ルール・審判委員会の副委員長を務めている今野啓。日本で唯一のITTF(国際卓球連盟)国際審判員の最高資格「ゴールドバッジ」保有者として、国際大会でも大活躍している。地元の仙台市で市立中学校の教員として忙しく働きながら、審判道に邁進する今野のルーツと、その思いに迫った。〈後編/前編はこちら〉


審判長業務のために資格を取得
世界選手権東京大会で味わった挫折
今野啓が、初めて日本卓球協会の審判員資格を取得したのは、仙台市立東華中に勤務していた2004年のことだ。2005年に中学校の東北大会が宮城県で開催されることになり、そこで大会副委員長を務めることになった今野は、当時の県中体連卓球専門部委員長から「ルールくらい知っておいたほうがいいよ」と助言され、(公財)日本卓球協会の公認審判員の資格を取った。

