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[伊丹の吉田を知っているか!?]吉田和也「昔やったら絶対勝てへんっていう人らにも、今やったらチャンスだったりする」

卓球王国PLUS独占インタビュー <吉田和也インタビュー後編

近大福山高、近畿大時代には全国的な成績は残せなかった吉田和也(兵庫・神戸TC)だが、30歳を過ぎてから力を発揮し始め、近畿選手権30代で6連覇、全日本マスターズ30代でも入賞を果たした。
プロコーチとして子どもたちからレディース、大学生までを指導するかたわら「自分の練習はしない」と言う。
ふだんは子どもからレディース、大学生を教えるプロコーチ。吉田和也にじっくりと話を聞いて、2回に分けて掲載する。コーチとして選手として卓球を楽しむ吉田和也のインタビュー後編である。

2025年の全日本クラブ選手権(30歳以上)で優勝した神戸TCのエース兼監督の吉田和也

Interview by

今野昇Noboru Konno

吉田和也 よしだ・かずや]
1988年7月30日生まれ。千葉県出身、兵庫県伊丹市で育つ。近大福山高校を経て近畿大学卒業後、伊丹スポーツセンター卓球教室インストラクター。現在は神戸TCスタジオの代表を務め、千里金蘭大学の監督も務めている。YouTubeチャンネルの登録者数は1万2千人を超え、近畿選手権では30代で6連覇を達成。2024年全日本マスターズでは30代で3位に入賞。

●吉田和也(VICTAS契約コーチ)使用用具
ラケット=ゼクスギアファイバー
フォア面=V-20ダブルエキストラ
バック面=トリプルダブルエキストラ

全日本クラブ選手権 

遅かれ早かれ指導者になりたいと思っていたので、迷うこともなかったです

●ー近大卒業後はどうしたんでしょうか?
吉田 
大阪の会社に就職し、卓球部のあるサーモテックで働きました。卓球部を作り始めた時期だったのでメンバーは2人ほどでしたが、そこで1年間働いた後、地元の伊丹で卓球教室を始めました。

●ーそれがプロコーチとしての第一歩になりますね。
吉田 
一番最初は、スポーツセンターの卓球教室が何回かあって、そこで指導していた人が高齢だったので、誰かいないかなという話が回ってきて、自分が始めるようになりました。最初から卓球教室があって、生徒さんもいてというスポーツセンターの卓球教室で指導を始めました。

 子どもの時から指導者になりたいという願望がありました。小学生の頃にお会いした先生たちに、卓球の面白さを教えていただきました。面白いと感じることで、練習への取り組み方が大きく変わることを強く実感し、自分も将来、子どもたちに卓球の面白さを伝えられる指導者になりたいと思うようになりました。

 遅かれ早かれ指導者になりたいと思っていたので、迷うこともなかったですね。その当時は今のようにプロの指導者はいなかった。

●ー始めた当初は不安もありませんでしたか?
吉田 
とりあえずやってみたいという気持ちが強かったので、うまくいかなくても、まず一度はやってみなければ納得できないと思っていました。

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