濵田一輝・後編「全日学の決勝は一番疲れているはずなのに、ビックリするくらい足が軽かった」
卓球王国2026年1月号掲載/濵田一輝インタビュー後編

インタビュー=柳澤太朗 interview by Taro Yanagisawa
写真=浅野敬純・中川学 photographs by Takazumi Asano & Manabu Nakagawa
バックハンドはこの数カ月でかなり進歩したと思います。
バックドライブを一撃で強打できるようになったのが
めちゃくちゃ大きいです。
──中国から帰国後、全日本団体では決勝でファーストに激戦で敗れました。悔しさの残る大会だったと思います。
濵田一輝(以下:濵田) 悔しいですね、やっぱり。インカレの決勝で負けた悔しさを団体戦で晴らすというテーマで大会に臨んだんですけど、決勝で負けるのが一番悔しい。
本当にあと1点ですから。決勝の4番(松平健太戦)はゲームカウント2-1の6-3でリードしていたし、マッチポイントも1回取っていた。インカレは1-1で迎えた3番ダブルスが勝負の分かれ目でしたけど、今回は4番でぼくが勝てば優勝だったし、より悔しいです。

──そして大学最後の全日本学生を迎えました。全日本団体が終わった直後に大会が始まりましたね。
濵田 日曜(10月19日)に全日本団体が終わって、夜に東京に帰ってきて、翌日の月曜の16時くらいに出発して大阪に入りました。全日本団体ではアドレナリンが出まくっていたけど、決勝で負けて帰ってきて、本当にクタクタでした。
でも次の日、大学の体育の授業でサッカーをやったんです。肩や腰に疲れが出ていて、練習はしないほうが良いと思ったんですけど、サッカーで体がリフレッシュできたのは意外に良かったですね。

