【アーカイブ/Another Story】小野思保/ピンチをチャンスに変えて海外リーグへ挑戦
プロコーチ 時吉佑一直伝「初・中級からのブロック習得法」
「上達のコツ」でグングン成長
選手として全日本カデット優勝、全日本ジュニア2位、全日学2位、全日本一般ベスト8という輝かしい戦績を持ち、現在は千葉・神奈川・東京などで卓球スクールを展開している時吉さん。わかりやすい指導で好評の同氏に、初・中級者がブロックに取り組む際のコツを指南してもらう。
卓球王国2026年1月号掲載

解説・モデル=時吉佑一(Table Tennis GYM La.VIES)
ブロックができれば勝ちやすい!
ブロックは得点するための「武器」
「ブロック」と聞くと、「相手から打たれた時にしかたなくやる技術」だと考えている人も多いかもしれませんが、それは大きな間違いです。むしろブロックは「積極的に得点するための武器」だと考えましょう。
卓球は、すべてのポイントを自分の攻撃で取ることはできないスポーツ。「1試合の中で自分が取るポイントの3分の1は守備、つまりブロックで取るんだ」というくらいの意識で取り組むことが大事です。
ブロックの練習は、初歩段階では多球形式で1本ずつボールを送ってもらって行います。その際、送球者は結構強く、速めのボールを打つことが大事です。それによって練習者は速いボールに慣れ、「打たれても返せるんだ」という自信を持つことができます。最初は返球が高くなっても良いので、とりあえず相手コートに入れられるように頑張りましょう。

