ベストギア・オブ・ザ・イヤー【シェークハンドラケット部門】張本智和 インナーフォースSUPER ALC(バタフライ)
01 田中佑汰「強いレシーブだけでなく、安定感を重視しながら攻めと抑えを両立させる」
卓球王国2026年2月号 トップ選手 & 指導者に聞く「レシーブで重要なポイントは何ですか」

サービスは相手の打球に影響されない唯一の技術で、コースも回転も自由に出すことができる。一方でレシーブはサービスを瞬時に判断し、適切なラケット角度とスイングが必要になるため、レシーブを苦手にする選手は多い。ここではトップ選手と実績のある指導者に、レシーブで重要なポイントを聞き、レシーブ上達のヒントを語ってもらった。
01 田中佑汰[金沢ポート]
「1ゲーム目の中で、どれだけサービスの情報を集められるかが勝負になる」。独自の視点から、さまざまな判断材料をもとに相手のサービスを見極め、レシーブを組み立てていく田中佑汰。そのレシーブ観を紹介する。

Text by
田中佑汰Yuta Tanaka
強いレシーブだけでなく、安定感を重視しながら攻めと抑えを両立させる
強く打つだけではミスにつながるまずはしっかり回転をかけてコースを突くことを意識している
レシーブについては、ふたつの考え方があります。
ひとつは、チャンスがあればレシーブからでも積極的に攻めていくという考え方。もうひとつは、サービスの回転が読みにくい時は無理をせずに、ツッツキやフリックで相手の3球目攻撃を抑えて、4球目で主導権を取りにいく考え方です。このふたつのバランスを意識しながら試合に入っています。

