【対下回転のバックドライブ】坂本竜介「練習を繰り返す中で自然と身についた感覚的な部分も大きい
【私の失敗学】杉野森大輔「青森山田に負け続けた10年間は結果だけを見れば失敗の連続。そこが指導の原点だ」
卓球王国2026年3月号掲載/負け、迷い、遠回り。そこから何を学ぶか── 私の失敗学

高校の指導者になる時に、吉田安夫監督が青森にやってきた。負け続けた杉野森が感じたもの、そして得たものとは何か。
悔しく、つらい時でも失敗を恐れず、挑戦し続ける
失敗とは、目的や目標が達せられないことだと思います。結果が出ない、あるいは出せないことを指すのが一般的でしょう。しかし私は、失敗を恐れて挑戦しないことこそが最大の失敗だと考えています。多くの失敗から学び、その範囲を少しずつ小さくしながら成功に近づいていく。その積み重ねが大切だと思っています。
私は選手として13年、指導者として30年、卓球と向き合ってきました。大学を卒業後、生まれ育った青森に戻り、東奥学園高の教師になりました。指導者として歩み始めた最初の10年間は、皮肉にも、吉田安夫先生(故人)率いる青森山田高という当時「史上最強」と言われた存在に、地区、県、東北、全国の舞台で何度も挑み、何度も跳ね返され続けた時代でした。臆することなく真正面からぶつかっていきましたが、結果的には明確な力の差があり、強烈な格上の存在でした。

