【私の失敗学】松下大星「もったいなかった大学時代。それでも変わるのに遅すぎるということはない」
【対下回転のバックドライブ】長﨑美柚「当たるまでは脱力し、当たった瞬間に力を止める」
卓球王国2026年3月号掲載/●トップ選手&指導者に聞く「対下回転のバックドライブのポイントは?」
「振れない」から卒業! 対下回転のバックドライブ
「下回転のボールを前にすると消極的になってしまう」。中級者が次のステージへ進むうえで、大きな壁となるのが下回転に対するバックドライブだ。この特集では、下回転を“怖いボール”から“攻められるボール”に変えるための考え方と技術のポイントを紹介する。

01 長﨑美柚[木下アビエル神奈川]
下回転に対するバックドライブが安定しない場合は、「振り方」と「力の使い方」の意識を変えることでスムーズに打てるようになる。苦手意識を克服するための具体策を、長﨑美柚が示してくれた。
ドライブのスイングは「下から上」ではなく「8の字」。腕のしなりが回転と安定を生む
卓球を始めた時のコーチが、「中国選手のような両ハンドドライブができる選手になってほしい」という思いで指導してくださったので、小さい頃からフォア、バックともに回転をかけるドライブの練習を徹底してきました。そのおかげで、フォア、バックともに下回転に対するドライブは、シニアになった今も大きな武器になっています。
私が下回転をバックドライブする時に特に意識していることは、スイングの軌道を「8の字」を描くようにして打つことです。よく見るのが、下回転に対して「下から上に真っ直ぐ振る」スイングですが、私のイメージは少し違います。真っ直ぐではなく、腕のしなりを使って円を描くように振ります。

