前出陸杜の両面パワー攻撃[ペンは強し]グリップを変えずに振れる基本の両ハンド
[ようこそ卓球地獄へ/卓球映像評論]DVD『スウェーデン時代』
卓球王国ブックス「ようこそ卓球地獄へ」<第6章>より <その58>

Text & Illustration by
伊藤条太Jota Ito
ドルトムントまでの長い道のりが語られ始める。もうこれは面白くないわけがない
卓球王国から素晴らしいDVDが発売された。スウェーデン男子チームが1989年ドルトムント大会で中国を破るまでを描いたドキュメンタリー『スウェーデン時代』だ。製作者はヘンリク・ヨーグソン、ヘレーナ・エーゲルリッド、イエンス・フェリッカで、スウェーデンでテレビ放送されて好評を博したという。すでに母国ではDVD化されていたのだが、今回はそれに卓球王国が日本語字幕を付けてパッケージにも手を加えて発売されることになった。
冒頭、中国との決勝のトップでアペルグレンがサービスを出すところで画面はストップモーションとなり、場面は1970年代に遡(さかのぼ)る。「これは小さな白いボールに対する愛情と、誰もが不可能だと言ったことを可能にした信念の旅の物語だ」というナレーションが入り、ドルトムントまでの長い道のりが語られ始める。もうこれは面白くないわけがない。

