43歳タカフミの卓球放浪記 in スペイン「なぜ、スペインに行くことになったのか」
卓球王国PLUS独占記事 渡辺貴史のスペインリーグ参戦日記 Vol.1
43歳の誕生日をスペインで迎えた卓球のプロコーチであり、Youtuberでもある渡辺貴史。
中年プロ卓球コーチが何を思ったか、スペインの3部リーグに参戦している。
プロ選手の参戦と言えるかどうかは微妙ではあるが、果敢に挑戦する中年選手、渡辺貴史のスペイン放浪記を掲載しよう。

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【渡辺貴史】
わたなべ・たかふみ
1983年1月26日生まれ。19歳より卓球指導を開始。実業団選手として全日本実業団卓球選手権に出場。全日本マスターズ出場、東京選手権年代別ベスト8。2026年1月よりスペイン3部リーグ参戦。杜卓球クラブ運営。奄テラス所属
きっかけは、YouTubeでした。「すごいな。楽しそうだな」そう思いながら見ていました。
<2025年12月某日>
なぜ、42歳(当時)でスペインなのか。そして、出発直前。まだ現地には着いていません。
でも、出発を目前にして思うのは「なぜ、自分はスペインに行くことになったのか」ということです。
きっかけは、YouTubeでした。日本から発信している卓球系チャンネルが、スペインリーグでプレーする様子を目にしたのです。最初は、どこか遠い世界の話でした。
すごいな。楽しそうだな。
そう思いながら見ていました。でも、何度か動画を見ているうちに、心の奥に、消えない感情が残りました。
「いいな」「自分も、できたらいいな」
42歳にもなって、そんな気持ちが湧いたことに、自分で少し驚きました。さらに現実味を帯びたのは、友人や、これまで関わってきた教え子が、実際にスペインリーグでプレーしている姿を見たときです。
遠い国のはずなのに、やっているのは同じ卓球。「遠いけれど、遠すぎない」そう感じた瞬間でした。
今回の話は、友人の存在が大きいです。アメリカ在住のYouTuberの【カットマンの日常】の斎藤駿くん(新卒フリーランスでパソコン1台で世界中を飛び回り、いろんな国で卓球をしている)がスペインの3部リーグのチーム「CTM ALTIPLANO YECLA」と掛け合い、チームとの橋渡しをしてくれました。自分一人では、ここまでたどり着けなかったと思います。条件は、選手としてプレーしながら、指導の手伝いもしてほしい、というもの。飛行機代、現地での住居、食費などはチームが負担して、給料をもらう形です。
実際にどのくらい練習をするのか、どの程度コーチングに関わるのかは、正直、行ってみないと分かりません。分からないまま、飛び込みます。

