呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
高岡諒太郎「短期と中長期の目標を持ち、成功体験を生かした。そしてかけがえのない卓球仲間がいる」
[元全日本ジュニア3位]
2024年2月号掲載「セカンドキャリア。選手たちのその後」より vol.2
子どもの頃から打ち込んできた卓球が今に生きている。高岡諒太郎は20年以上、選手としての経験を積んだ後、現在は世界的な企業で活躍。一方、矢島淑雄は日本のトップクラスで活躍した後に、家業を継ぎながら指導者として活躍している。
彼らが卓球から学び、得たものとは何だったのか。
Text by
今野 昇Noboru Konno
[たかおか・りょうたろう]
1989年9月16日生まれ、静岡県出身。豊田町スポーツ少年団から実践学園中に進み、実践学園高2年時に全日本選手権ジュニア3位入賞。早稲田大に進学し、全日本学生選手権ダブルス3位、全日本大学対抗(インカレ)で準優勝。卒業後、リコーに入社し、全日本社会人選手権でベスト16に3回入り、2018年に現役を退き、2020年からRicoh USA(アメリカ・ペンシルベニア)に赴任
勉強でもスポーツでも大きな目標と小さな目標を常に意識し、それに向けて努力する癖がついている
静岡県生まれの高岡諒太郎は小学生時代、静岡県の豊田町スポーツ少年団で卓球を始め、同期には水谷隼がいた。その後、中学から東京の実践学園に進んだ。
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