呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
【セカンドキャリア】並木佑介 「卓球をやっていた頃、勝てなくて惨めな思いをいっぱいしたことが逆に良かった」
[全日本ランカー/シチズン時計]
2024年3月号「セカンドキャリア。選手たちのその後」より vol.5
コツコツ努力型の選手だった並木佑介。2010年全日本実業団選手権で、試合中に左足首の靭帯を傷めながらも、チームと相手を気遣い、表情を変えずに最後まで戦い切った彼の姿は今でも覚えている。
コートを離れた今も、営業という仕事で彼の真摯な生き方と人柄が得意先の人を惹きつけている
Text by
今野 昇Noboru Konno
[なみき・ゆうすけ ]
1982年2月2日生まれ、東京都出身。府中六中、実践学園高、明治大を経てシチズン時計に入社。1998年全日本ジュニア3位、明治大では全日本でランク決定に2回進むも敗れる。シチズン入社後、全日本ランク入り2回、ダブルス3位入賞2回。2011年に現役を退き、現在シチズン時計営業部課長。X(旧twitter)では「卓球おじさん」で発信中
他人への思いやり、率先して嫌なことをやる。卓球をやっていたぼくらが、周りの優秀な人に唯一勝てるのはそこなんです
東京の団地で始めた卓球にハマった並木佑介。スタートは遅めだったが、卓球に真摯に向き合い、名門シチズン時計卓球部で日本リーガーとして現役を全うした。
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