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[クローズアップ]卓球界が描くべき「2つの絵」

卓球王国2026年5月号掲載

部活動の縮小・廃止を新ピラミッド構想への転換点にできるのか

中学校の部活動における「縮小と廃止」の流れが止まらない。日本が世界に誇ってきたこのシステムが崩壊の危機に瀕する今、卓球界が打つべき次の一手とは何か。

全国のどんな小さな町にも卓球のクラブがあるのだから、卓球ならではの全国規模の大きなピラミッドを作ることができる。学校、企業、クラブの垣根を越えていく

Text by

今野昇Noboru Konno

新潟県小千谷中の部活動。部活動を通して、卓球の楽しさ、規律、チームワークを学んできた(写真提供 比護洋平)

迫りくる「部活動縮小・廃止」の足音。現場はすでに限界を迎えている

 もはや「部活動を守ろう」と声高に叫んでも、抗えない段階まで来ているのかもしれない。4月となり、新年度を迎え、全国各地から「部活動の縮小」という悲鳴が聞こえてくる。

 神戸市の「コベカツ」のように、全中(全国中学校大会)予選までは従来の部活動を存続させ、9月から一気に地域展開(地域移行)へ舵を切る自治体もあれば、依然として「今まで通り」を貫く自治体もある。この「地域任せ」とも取れる中途半端なスポーツ行政には、呆れを通り越して危うさを感じざるを得ない。

 厄介なのは、同じ都道府県内でも対応がバラバラな点だ。ある市では地域クラブ化が進む一方で、隣の市では「平日は部活、週末は地域クラブ」という体制を取り、大会では中学校とクラブチームが混在する。 

 さらに深刻なのは活動実態だ。地域移行はしたものの、練習が週1回、あるいは月2回程度というケースもあり、もはやスポーツ(文化活動)としての体(てい)をなしていない。「縮小」という言葉の裏で、着々と「廃止」への準備が進んでいるかのようだ。

 現在の状況は、大きく以下の3つに分類できる。

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