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Tリーグを語ろうか。6年の歩みを振り返る

卓球王国2024年6月号より

世界最高峰のリーグを目指して2018年にスタートしたTリーグは、3月のプレーオフファイナルをもって6シーズン目を終えた。創設時の男女各4チームから男女各6チームに増えたが、開幕時に描いていたTリーグの理念は、まだ実現への道のりが見えてこない。Tリーグが日本の卓球界にもたらしたもの、そして、その未来について特集を組んだ。

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卓球王国World Table Tennis

2018年10月24日、東京・両国国技館にて開幕した「Tリーグ」。
3rdシーズンにはコロナ禍の直撃を受けて無観客の時期もあったが、
それを乗り越えて6シーズンを終えた。その足跡を振り返る。

コロナ禍を経て変化もありながら世界トップ級のリーグとして継続

 2018年に開幕したTリーグは、卓球ファンが見守る中、6季にわたりハイレベルな試合を継続している。
 しかし、試練となったのはコロナ禍だ。3rdシーズン(2020-2021)には、前半戦の全試合が無観客開催をなくされ、有観客試合は男女計21試合にとどまった。平均観客数は初年の千人超から一気に落ち込み、翌シーズン以降は徐々に回復傾向も、初年の数には至っていない。

3rdシーズンはコロナ禍により、前半戦はすべて無観客だったが、オンライン観戦のファンに応えるべく選手たちは懸命に戦った

 その中で、選手たちは世界最高峰レベルの試合を披露し続け、MCも試合を盛り上げるべく声を振りる。毎年の開幕戦は、2ndシーズン以降はある程度簡略化されたものの、全国各地の体育館、時に大型商業施設で開催される大会は、大型モニターや選手入場ゲートなどの装置を用いたった演出が継続されている。

2018年、記念すべきTリーグ1stシーズンは、両国国技館で華々しいセレモニーとともに開幕。日本卓球界の新たな幕開けを感じさせた

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