呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
【大会前の2週間】平野早矢香「若い時は直前まで追い込んで、2週間前に「泣き」が入る。年齢を重ねて、練習を抑えてパフォーマンスが良かった大会もあった」
大会前の2週間 君は何をすべきか。
●卓球王国2020年5月号・6月号掲載 vol.12
「大会当日に最高のプレーをするために」 トーナメントの試合は負けたら終わりの一発勝負。そのトーナメントで最高のパフォーマンスをするための調整法が「ピーキング」だ。フィジカルの世界では「大会前2週間」がひとつのキーワードになっている。「大会2週間前 君は何をすべきか。」技術・メンタル・フィジカルの調整方法を選手と指導者から聞いてみよう。
6:メダリストに聞きました 1
アドバイザー:平野早矢香(ひらの・さやか 2012年ロンドン五輪メダリスト)
オーバーワークで失敗。追い込みすぎてメンタルが疲弊した
私は大会前に練習量を極端に落とすことはあまりしませんでした。全日本選手権で優勝している頃は、大会前も大会期間中でも練習をしまくって試合に入っていました。たとえば、09年1月(平成20年度)の決勝で王輝さんに勝った時は試合の直前まで練習をやっていました。大会前に対策練習を全くしてなかったので、決勝の直前の1時間前にそれをやったのです。
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