呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
【大会前の2週間】ベストのプレーをイメージし、劣勢の場面を乗り切る覚悟を持って試合に臨む(前原正浩)
大会前の2週間 君は何をすべきか。
●卓球王国2020年5月号・6月号掲載 vol.7
「大会当日に最高のプレーをするために」 トーナメントの試合は負けたら終わりの一発勝負。そのトーナメントで最高のパフォーマンスをするための調整法が「ピーキング」だ。フィジカルの世界では「大会前2週間」がひとつのキーワードになっている。「大会2週間前 君は何をすべきか。」技術・メンタル・フィジカルの調整方法を選手と指導者から聞いてみよう。
4:指導者に聞きました その4
アドバイザー:前原正浩(まえはら・まさひろ 元全日本監督 国際卓球連盟副会長・日本卓球協会名誉副会長)
逆境を想定したところに自分をはめ込んでゲーム練習をやることが大切
「心理面」では、自分のベストのプレーを思い浮かべながら、その良いイメージを持って試合に臨むことが重要です。一方で、劣勢の局面の時に乗り切る覚悟を持つことも大事です。良いイメージで戦っても、相手が戦術を変えてきて劣勢に陥る時があります。劣勢になっても諦めない心の準備をしておかなければなりません。