呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
【アーカイブ】モーレゴード「もうひとつ上のところに立ちたかった。決勝で負けたんだから2位では満足できないよ」
トゥルルス・モーレゴード[19歳のヒューストン。世界選手権決勝での悔しさ]
卓球王国2022年2月号より
ボル、オフチャロフに続く欧州待望のスターの衝撃的な登場。ヒューストンでスウェーデンの19歳、トゥルルス・モーレゴードが、世界卓球界のヤングスターとして一気にトップクラスに駆け上がった。創造的なプレースタイルだけでなく、光ったのは無類の勝負強さ。まだ疲れが残る中、モーレゴードはヒューストンを振り返った。
<このインタビューは2021年11月に行ったものである>
Interview by
今野昇Noboru Konno
[トゥルルス・モーレゴード]
2002年2月16日生まれ、スウェーデンのホフマントープ出身。世界ジュニア選手権では2017・19年の2回準優勝。19年ヨーロッパユース選手権優勝、19年に17歳でスウェーデン選手権優勝、ポーランドリーグのジョルドヴォ、TリーグではT.T彩たまに所属。2021年世界選手権ヒューストン大会で準優勝。世界ランキング31位(2021年12月7日現在)。2024年8月のオリンピック期間中の世界ランキングでは26位から10位にランキングを上げた
ひざの手術と回復。つらい時期だったけど自分のメンタルを強くしてくれた
2021年世界選手権ヒューストン大会の男子シングルス準決勝でボル(ドイツ)とモーレゴード(スウェーデン)が対戦した。世界選手権の男子シングルスでベスト4にヨーロッパ選手が二人以上入ったのは2003年パリ大会(シュラガー、クレアンガ)以来の出来事だった。