呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
張本美和、平野美宇、そして木原美悠。4年後のロサンゼルスへ、三者三様のリスタート
パリ五輪から帰国の2日後、早くも練習を再開。
タフな16歳、張本美和は1日1日を大切に歩み続ける
8月25日、東京・代々木第二体育館でTリーグ2024-2025シーズンの女子開幕戦、木下アビエル神奈川対日本生命レッドエルフ戦が行われた。
昨季のプレーオフファイナルでは日本生命レッドエルフに惜敗し、王座奪還を許した木下アビエル神奈川。しかし、今季の開幕戦では2・3・4番のシングルスにパリ五輪・日本女子代表の張本美和と平野美宇、団体戦のリザーブ(Pカード)である木原美悠を揃える強力な布陣で、3−1で勝利。日本生命がパリ五輪で左腕を傷めたエース・早田ひなを欠いていたとはいえ、中澤鋭監督が「必ずプレーオフファイナルのリベンジをするという気持ちで臨んだ」という一戦で、確実に勝利を収めた。
1番ダブルス、2番シングルスでともにストレート勝ちを収め、ベンチでも全力で声援を送ったのは張本美和。フランスでの滞在はおよそ1カ月におよび、中澤監督曰く「チームで一番時差には影響されないタイプ」の張本も、さすがに帰国後は3〜4日ほどよく眠れなかったというが、これが16歳の体力なのか。疲労の色はまったく見せなかった。