呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
水谷隼&松平賢二の本音トークvol.3 初・中級者がサービスを練習する時のポイントを考える
卓球王国2024年11月号掲載
五輪金メダリストの水谷隼はサービスの達人だったが、何を意識してサービスを出していたのだろう。また、現役プレーヤーとして活躍する松平賢二の考え方は少し違うようだ。
●水谷隼(みずたに・じゅん)
全日本選手権大会で10度の優勝。2016年リオ五輪では男子団体銀メダル、シングルスで日本の卓球選手で史上初の銅メダルを獲得。2021年の東京五輪では伊藤美誠との混合ダブルスで金メダルを獲得
●松平賢二(まつだいら・けんじ)
協和キリン所属。右シェークドライブ型。12年世界選手権男子団体3位。14年・23年全日本社会人男子シングルス優勝。2024年アジア選手権日本代表選考会優勝
まずは短いサービスを出すこと(水谷) サービスは「切る」ことが大事(松平)
東京五輪で金メダルを獲得した水谷隼と、現役選手としてアジア選手権の代表権を獲得した松平賢二の「同級生対談」。サービスというテーマでも話は止まらない。
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松平 隼は何を考えてサービスを出していたんだろう? ずっと疑問だったのは、隼はサービスだけでも点取れるのに、試合中サービスエースを取ろうとしない。自分の攻めやすい3球目、5球目につなげるサービスが多いなと感じる。「得点を狙えるのにもったいないな、なぜあのサービスを出さないんだろう」と思う時があった。縦回転の一番攻めやすいサービスが多いけど、どこに重きを置いているのかなと疑問だった。
●ー初・中級者のサービスで「まずこれが大事」というのはどこでしょうか?