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水谷隼、今明かされる「全日本の真実」。試合の流れが行ったり、来たり。9度目の優勝は「当たり前」という重圧

卓球王国2024年4月号 vol.11

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水谷隼Jun Mizutani

決勝で勢いのある吉村和弘を4−1で封じ込め、9回目の優勝を飾った水谷隼。リオ五輪後の期待と重圧から解放された瞬間だった

準決勝の平野友樹戦で不運なポイントの連続で窮地に立つ。4ゲーム目の1-4での自分のネットインで流れが変わった

 2016年8月にリオ五輪があった。そこで目標としていた団体のメダルとシングルスのメダルを獲得することができた。五輪後はテレビやラジオなど、取材の嵐で卓球どころではなかったが、余韻に浸りながらも1カ月ほどしてロシアリーグに戻った。

 このシーズンからロシアリーグではビッグクラブ「オレンブルグ」に移籍していた。オフチャロフ(ドイツ)、サムソノフ(ベラルーシ)と生活をともにし、振り返れば選手としてキャリアハイの年だったのかもしれない。

 そして迎えた2017年1月の全日本選手権。5回戦で及川瑞基、6回戦で緒方遼太郎、準々決勝で木造勇人に勝っているが、ワンサイドゲームだったためあまり記憶に残っていない。

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