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【悩みを自信に変えろ!】26. ドライブの引き合いに勝てません……

【勝つためのポジティブ思考法】

〈第26回〉卓球王国2023年2月号掲載

パリ五輪でのモーレゴード対カルデラノ

Text by

高島規郎Norio Takashima

 ドライブ全盛の現代卓球では、ドライブ対ドライブのラリー戦、いわゆる引き合いを制した者がポイントを取るというケースが多くなっているが、引き合いを苦手に思う選手は少なくない。どうすればドライブ戦の勝者になれるのか、その方策を考えてみよう。

〈今回の悩み〉

ドライブの引き合いに勝てません……

CHANGE 1:攻めと受けの双方を練習する

 ドライブはミスが出にくく威力を出すこともでき、どんな場面でも頼りになる万能打法と言える。そのため、実戦の中では互いの選手がドライブを打ち合う、引き合いの展開になりやすいのだ。
 ドライブの引き合いに強くなるには、自分から先手を取って攻め込んだ場合を想定した「攻める形」のラリーと、相手に先手を取られて攻め込まれた場合を想定した「受ける形」のラリー、この2パターンに分けて練習するのが良い。
 まず攻める形として、自分は卓球台に近い前陣につき、相手は中・後陣に下がった位置に立ってドライブの引き合いを行う。自分は高い打球点でカウンター気味のドライブ、相手は低い打球点から盛り返すドライブの練習となる。
 次は受ける形として、自分が中・後陣に下がって低い打点から盛り返すドライブ、相手は前陣についた状態で高い打球点のカウンタードライブ、という役割分担で引き合いのラリーを行う。

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