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【ピックアップ・プレーヤー】新名亮太(ケアリッツ・アンド・パートナーズ)
紆余曲折を経て、社会人として再出発
去る2025年4月23〜26日に行われた「シチズンカップ第34回日本リーグ選手権・ビッグトーナメント山梨大会」で、新人ながらベスト16入りと健闘を見せた亮太は、少々ユニークな経歴を持つ選手だ。
香川県丸亀市出身。小・中学生時代は全国大会での個人戦ランク入りがなかったが、明徳義塾高1年で迎えた2019年インターハイで、シングルスベスト4といきなりの大ブレイクを果たす。

「正直、勢いで勝ち上がった感じです。周りからは『すごい』と言われましたが、たまたまですね」と、その時の活躍をな口ぶりで語る新名だが、その後も2020年度の全日本ジュニア、21年のインターハイでも16強と実力の高さを示し、ジュニアナショナルチームにもされた。
高校卒業後には、ドイツ・ブンデスリーガでもプレー。「グリュンヴェッターズバッハ」に2カ月ほど所属し、アポロニア(ポルトガル)、ワルサー(ドイツ)、コズル(スロベニア)らと汗を流す中で貴重な経験を得た。その後、大学を中退した新名は、プロコーチとして1年半ほど活動。ただ、本人の中には現役に対する未練がくすぶっていたという。
「楽しくはあったんですけど、まだ若いしもったいないかなと思った。選手としてまだ続けたくて」
そして、新名はケアリッツ・アンド・パートナーズに入社を自ら志願。晴れて採用となり、今年の4月から訪問介護の仕事をしつつ、プレーヤーとして再スタートを切った。
「目標としては、まず日本リーグで1部に上がりたい。個人の成績よりも、チームに貢献したいと思っています」(新名)
