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43歳タカフミの卓球放浪記 in スペイン「契約満了、怒涛の日々を振り返る」

卓球王国PLUS独占記事 渡辺貴史のスペインリーグ参戦日記 Vol.4(最終回)

ついに今回で最終回となります。2026年4月の帰国に向けた準備や日本でのレッスン日程調整が始まり、改めて時の流れの速さを実感しています。契約満了を迎えた3月22日までの、文字通り「怒涛の日々」を振り返ります。

Text by

渡辺貴史Takafumi Watanabe

予定外の「空白」で見えた。「最近足りなかったのはこれだ」

3月9日から11日にかけて、スペインでは珍しくない「急なスケジュール変更」が重なり、ぽっかりと時間が空きました。「打ちたくても打てない」という、自分ではどうすることもできないこの「空白」が、私に思わぬ気づきを与えてくれました。

日本での生活は、90~95%以上が卓球の指導です。スペインに来て「選手生活がメイン」という環境に身を置いてはいたものの、情けないことに、今ひとつリズムを掴みきれない日々が続いていました。

そんな中、インスタグラムに1件のメッセージが届きました。面識のない学生さんからの質問でした。 どうやら、私は指導に飢えていたようです(笑)。すぐに解説動画を作って送信すると、とても喜んでもらえました。その時、「最近足りなかったのはこれだ」と腑に落ちたのです。

スペインではスペイン語や英語で指導していますが、日本語でスラスラと伝えることで、いつもの自分に戻れた気がしました。ほぼ同じタイミングで、日本で教えている生徒からも動画が送られてきました。これまで以上に綿密に分析し、アドバイスを送る。一生懸命考えて伝える。「自分の自己満足になっていなければいいが」と思いつつも(笑)、指導は本当に楽しいし、自分にとって大きな財産なのだと再確認しました。

これまでは「送られてくるから見る」という受動的な面もありましたが、今回は選手たちが自発的に動いてくれたことが嬉しく、その成長や絆に感動しました。おかげで自分の練習に対するモチベーションも上がってきました。

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