前出陸杜の両面パワー攻撃[ペンは強し] 対戦相手を翻弄する台上テクニック&サービス!<その2>
卓球王国2026年5月号 前出陸杜[ペンは強し]<その2・最終回>
ペンホルダーの希望の星、前出陸杜選手のハイテクニックを紹介する『ペンは強し』。ペンホルダーの大きな武器である台上技術や、サービスに対する考え方を語ってもらおう!

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■ 前出陸杜 (まえで・りくと)
2004年10月5日生まれ、三重県出身。松生卓球道場で小学1年から卓球を始め、中学2年時に全日本カデット14歳以下優勝、高田高2・3年時にインターハイベスト16。現在は中央大に在学し、2025年10月の全日本大学総合選手権(個人)で準優勝。右ペンホルダー両面裏ソフトドライブ型
難しいサービスに対応する裏面チキータ&ツッツキ
裏面チキータはエースは狙わない。回転重視で浅く落とし、まず確実に入れる
これまで紹介したように、ツッツキやフリックなどフォアハンドでのレシーブを得意とする前出。試合では裏面でのチキータも使うが、「エースを取りにいくというより、変化のわかりにくいサービスが来た時、回転をかけて確実に返すために使う」という。
上連続写真は裏面チキータでのレシーブ。4~5で打球する際、確実に入れていきたい時は相手コートの浅いところを狙って飛ばし、しっかり回転をかける。そして相手のサービスがあまく、狙っていける時は前に振って威力を出していく。
また、裏面チキータはコースも重要だ。相手のバックサイドに打つと、バックに曲がっていって次球でバックサイドを切られやすく、不利なバック対バックの展開になってしまう。相手のフォアミドルなどを突いて、なるべくフォアに返球させるのが基本の戦術だ。


ラケットは同じ状態で2本用意、メインとサブを区別しない!
ぼくはラケットは常に2本用意し、同じグラム、同じラバーの状態で両方使えるようにしています。練習や大会でも片方のラケットだけを使い込むことはせず、交互に使ったりして「メイン」と「サブ」を区別しない。試合でのアクシデントに備え、やはり2本あるほうが安心ですね。
ラケットの『樊振東ALCーCS』(バタフライ)は軽めの82~83gの個体から、打球感が良いものを2本選んでいます。(前出)


