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【私の失敗学・用具編】中村光人「裏ソフトがうらやましい」から「表ソフトを極める」へ意識転換
卓球王国2026年8月号掲載/自分に合う用具は、失敗の先にある── 私の失敗学〈用具編〉

男子では希少なバック表の異質型である中村光人。変化や威力と安定性という、バランスが崩(くず)れた失敗例や、環境への対応について語った。
表ソフトは「差し引き」がある。マイナスの面も理解して、周囲のアドバイスを生かす
ぼくは小学生時代までは両面裏ソフトで、両ハンドを振る岸川聖也さん(現・男子ナショナルチーム監督)のプレースタイルに憧れていました。
ただ、当時からバックハンドはブロックやミート打ちが得意で、愛工大附属中(現・愛工大名電中)1年の時、真田浩二監督からバック面を表ソフトに変えることを勧められました。表ソフトに変えて2、3日目くらいにそれまで勝てなかったチームメイトに勝てて、「勝てるなら続けていきたい」という感じでしたね。
しかし、バック表を続けていくとバックばかり狙われたり、試合で負けた理由を表ソフトに求めてしまう部分はどうしてもありました。周りの選手がチキータからバックドライブをガンガン振るのがうらやましくて、愛工大名電高の今枝一郎監督に「(バック面を)裏ソフトに戻したい」と言ったこともあります。

