【メンタルってなんやねん!】プロフェッショナルとして成功する人のメンタルとは
卓球のメンタルって「なんやねん」
卓球王国2026年10月号掲載
Text by
岡澤祥訓Yoshinori Okazawa
●メンタルトレーナー 岡澤祥訓(おかざわ・よしのり)
奈良教育大名誉教授。卓球の日本代表、プロ野球、柔道などの競技でメンタルトレーナーを務めている

プロとアマチュアを分ける最大の境界線は、「結果を出さなければ生存できない」という過酷な事実
かつてスポーツの世界では、プロとアマチュアの境目が非常に厳格に区別されていました。プロ選手がオリンピックに出場できなかったり、メディアへの露出に制限があったりした時代を経て、現在ではその規定も大きく変化しています。
野球やサッカーをはじめ、バスケットボールやバレーボール、卓球のTリーグなど、数多くのプロリーグが発足し、選手たちの活躍の場は格段に広がりました。しかし、選択肢が増えた一方で、「プロとして生きて、長期にわたって成果を出し続けること」の厳しさは、今も昔も変わりません。
プロとアマチュアを分ける最大の境界線は、「結果を出さなければ生存できない」という過酷な事実にあります。アマチュアの世界であれば、試合に負けたからといって即座にクビになることはありません。しかしプロの世界では、結果を出さなければ戦力外となり、職を失い、収入も完全に断たれてしまいます。
契約金や年俸に大きな開きがある現実の中で、絶えず評価と淘汰の波にさらされるプロの世界では、勝つこと以外に自らの存在を証明する術がありません。そうした絶え間ない重圧の中で、勝ち続けて結果を残す選手と、プロになりながらも早期に姿を消してしまう選手の間には、明確なメンタルの差が存在します。

