【ネットとエッジを語り尽くす】佐藤瞳「カットマンにネットインはつきもの。幼少期の「遊び」で対応力が身についた」
【スペシャルインタビュー】 板垣心春 〜 マイペースの世界ユース女王
日本生まれの板垣心春は、小学校へ上がる直前に家族でドイツへ渡った。現在はバイエルン州の進学校(ギムナジウム)で学業に励みながら、2025年にドイツ代表選手として世界ユース選手権(U15)女子シングルス優勝を果たすなど、目覚ましい活躍を見せている。過密な練習に縛られず「自分のペース」を大切にする16歳は、どのようにして世界の頂点へと駆け上がったのか。彼女の歩んできた軌跡と素顔に迫った。
(インタビュー=小川勇気/大会写真=WTT/協力=株式会社タマス、板垣家)
卓球王国2026年12月号掲載 【スペシャルインタビュー】板垣心春

「退屈しのぎ」で始めた卓球
平岡理論で独自のスタイルを構築
――心春さんは小さい頃にドイツに渡っていますが、日本にいた頃のことは覚えていますか??
板垣心春(以下・心春) 青森に住んでいた頃の家の外観や、父(孝司)が指導をしていた青森山田学園の卓球場をうっすら覚えている程度ですね。
――ドイツに渡ってから卓球を始めたそうですが、当時の練習環境や最初のきっかけはどうだったのでしょう?
心春 最初に卓球をしたのは、父が監督を務めていたバート・ケーニヒスホーフェンというクラブの体育館で、卓球台が2台しか置けない、すごく小さなスペースでした。横では身長180㎝くらいの大きなお兄さんたちが3人で練習していて、その隣で私と双子の弟の春音、たまに5つ上の兄の輝音も交じって、3人でポコポコ打つ感じでしたね。



