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卓球王国PLUS > インタビュー > 河田正也「する人、見る人、支える人」が一体感を抱きながら卓球を愛し、発展させていけることを目指したいと思います
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河田正也
「する人、見る人、支える人」が
一体感を抱きながら卓球を愛し、
発展させていけることを目指したいと思います

●日本卓球協会会長に聞きました <卓球王国2024年1月号 インタビュー>

河田正也・日本卓球協会会長

2022年に日本卓球協会の会長に就任した河田正也。
大学から始めた卓球だが、今でもラケットを握る。
卓球選手出身で協会会長に就任するのは久しぶりのことだ。
「卓球愛」を持つ協会トップはどのようなリーダーシップを執るのか。
理事会の透明性と機能強化、Tリーグと日本リーグの一体化構想、
普及と強化の両立、と山積する課題はあるが、
新しい卓球界の姿を見せてくれることを河田会長に期待したい。
日清紡社長、会長を歴任し、ビジネスマンとして活躍した河田会長は、

卓球界をどう見つめ、何を語るのか。

Text by 

今野昇Noboru Konno

かわた・まさや ● 1952年4月20日生まれ、山口県出身。一橋大学卒、日清紡ホールディングス代表取締役社長、会長を歴任。2021年に日本学生卓球連盟会長に就任、2022年に日本卓球協会会長に就任した

「大学に入り、ラケットを握ったこともあったからと軽い気持ちで卓球部に入りました」

●─河田さんが卓球と出合ったのはいつ頃でしょうか?

河田 小学生時代、近所の友人宅に卓球台があったので遊び程度でやったことがありました。中学・高校では吹奏楽部でしたが、大学(一橋大学)に入って、運動して少し体も鍛えたいと思い、ラケットを握ったこともあったからという軽い気持ちで卓球部に入りました。

 ところが入ったら、ほとんどの部員は経験者で、本格的にやっていましたね。チームは関東学生リーグの3部でした。チーム戦には初心者が出場できる余地はなかったけれど、OBの山崎さんというコーチがとても良い人で、経験者、初心者問わずまじめに取り組む部員には目配りしてくれていました。また下級生でも自由に意見を言える雰囲気でしたし、当時の先輩・後輩とは今もつながっています。

●─2021年に日学連(日本学生卓球連盟)の会長に就任されています。

河田 親しい友人から「卓球協会で新たにU7(7歳以下)が立ち上がるので一緒に支援メンバーとして参加してほしい」と声がかかり、その会合に参加した時、児玉さん(圭司/前日本学生卓球連盟会長)とお会いしました。児玉さんが卓球界でも大変な存在の方だとは、あとで知ったのですが(苦笑)、レジェンドの松㟢キミ代さん(女子シングルス2回を含む世界選手権7個の金メダリスト)もおられて感激したのを覚えています。その後、児玉さんから、「日学連の会長を」という話が来て驚きましたが、結局受けさせていただきました。

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