卓球マニア濃縮エキス[卓球天国の扉]〈その6〉がんばれ四元!
卓球王国ブックス「卓球天国の扉」より 〈その6〉
卓球コラムニスト・伊藤条太氏による爆笑卓球コラム本『ようこそ卓球地獄へ』の続編である『卓球天国の扉』(2015年発刊)。あなたはこの一冊で「天国の扉」を開けることになる。 ☆卓球マニア濃縮エキス☆

Text & Illustration by
伊藤条太Jota Ito
第一章 卓球メジャー化大作戦
がんばれ四元!
四元奈生美の初エッセイ集『ファイナルウイナー』を買った。サブタイトルに「卓球界の革命児」とあるが、まだ卓球界を変えたとは言いがたいので、今のところは革命児というよりは突然変異というところだろう。
四元という選手を知ったのはまだ彼女がプロになる前だ。卓球雑誌で見たのだが、珍しい名字なので読み方がわからず“シモト? シゲン?”などと思ったことを覚えている。それがヨツモトと読むことが分かったのは例の派手なユニフォームで“デビュー”してからだ(ちなみに私の弟はミツモトという……すいません関係ないです)。
私の四元への印象はとにかく取っ散らかったものだった。素っ頓狂なユニフォームで全日本に登場してマスコミと審判長を刺激したかと思うと、いきなり中国にすっ飛んでって超級リーグに参戦。普通に考えれば間違いなく危ないヤツである。さらに可愛いというかセクシーというかこれも危ないルックスでスポーツ新聞を中心に紙面を飾り、フジテレビの『トリビアの泉』にはわけのわからないシュールな映像で登場。しかも実力は全日本混合複準優勝の本物。とにかくハチャメチャである。

