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「チャレンジを失敗とは思っていない」早田ひなの涙 

卓球王国7月号 鱸正人 取材コラム「ロンドンより」Notes from LONDON  WTTC 2026

●金メダルを目指した日本女子。決勝の中国戦のラストで敗れた早田ひなは強烈な悔しさを覚えた

Text by

鱸正人masato Suzuki

33歳の変革者・ヴィンターと、62歳のレジェンド・倪夏蓮が教えてくれたこと

 卓球のふるさとであるロンドンでの世界卓球の取材の合間に、卓球バー「BOUNCE(バウンス)」を訪れた。ウェンブリー・アリーナから地下鉄と徒歩で約30分。金融街シティにも近い店の入り口には「HOME OF PING PONG 1901」とある。ロンドンで「ピンポン」という名が生まれ、ピンポン協会が設立されたのが1901年。この店は同協会の跡地に2012年にオープンした。

 金曜日の夜、約20台の卓球台はほぼ埋まっていた。客はバーカウンターで注文したアルコールを楽しみ、ピザをつまみながらラリーを交わす。仕事帰りに立ち寄り、仲間とダブルスに興じていた男性に来店理由を聞くと、「卓球はとても楽しいし、コミュニケーションが図れる」とのこと。

 場所を取らず、ラケットとボールがあれば、誰でも気軽にプレーできる。ルールもシンプル。ITTF(国際卓球連盟)の加盟国・地域はIOC(国際オリンピック委員会)を上回る220超。その原点とも言える場所は、夜中までにぎやかだった。

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