【アーカイブ】王楠「一刻も油断できず、一刻も休憩できない。そういう環境で生きていくのが務めです」
全日本ホカバの会場で、中国の人は何を考え、日本の人は何を思うのか
卓球王国PLUS独占記事「今野の眼」

Text by
今野昇Noboru Konno
2027年度からルールが変わる。日本国籍や居住年数を求められる
2、3年ほど前から、全日本選手権ホープス・カブ・バンビの部(全日本ホカバ)において、中国の子どもたちの出場が増えている。中には日本で生まれ、親が帰化申請中の選手もいれば、すでに日本国籍を取得した選手もいる。
一方で、そのいずれにも該当しない子どもたちもいるようだ。日本語をあまり話せず、日本と中国を行き来していたり、日本の学校に学籍を置いていなかったりするケースもあると言う。そうした子どもたちを主な対象として指導する卓球場もあるという。
1990年代以降、卓球コーチや練習相手として中国から来日し、ビザを取得して日本に定住、のちに永住権や日本国籍を取得した中国出身者は多い。これは「中国人のコーチや練習相手が欲しい」という日本の需要と、「日本へ行ってコーチや練習相手として稼ぎたい」という中国側の供給がマッチングした結果と言える。

