団体銀の不名誉な夜。中国男子代表・王皓監督が語った「世代交代」の現在地【アジア競技大会】
女子シングルス銅メダル・早田ひなが悔やむ準決勝の「あの2本」。20戦全勝の孫穎莎は「各ゲームの競り合いは非常に激しい」
【2026年アジア競技大会】独占レポート

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高樹ミナ(スポーツライター)Mina Takagi
いつかは超えたい存在―――それが、早田ひなにとっての孫穎莎だ。
2人の対戦回数はアジア競技大会前まで過去19回。いずれも孫穎莎が勝利していた。
そして迎えた9月27日、アジア競技大会の女子シングルス準決勝。孫穎莎がゲームカウント4-1でまたも早田を下し、20勝目を挙げた。
前回の対戦は2026年5月の世界選手権ロンドン大会女子団体決勝。孫穎莎に圧巻のストレート勝ちを許し、そのあまりの強さに打ちのめされた早田は自信を失い、しばらく立ち直れないほど深い心の傷を負った。
あの失意の敗戦から4カ月。心の傷も癒え、アジア競技大会女子シングルス準決勝で孫穎莎とのリベンジマッチに挑んだ早田は、今回も敗れはしたもののスコア以上に充実した内容のプレーを見せた。
早田自身、「本当の意味で『試合の駆け引き』の舞台にやっと立てた感覚がある」と語っている。
難攻不落の強敵に対し、駆け引きまで持ち込めた要因。その一つにサービスの工夫が挙げられる。
序盤からサービスの立ち位置を細かく変えながら、巻き込み、順回転、下回転、ナックル(無回転)、バックサービスを次々に繰り出し、終盤になると投げ上げサービスを使った。

