日本男子が中国に勝つのは1997年以来、29年ぶりの快挙。「勝つから待っとけ」で卓球流行語大賞!
団体銀の不名誉な夜。中国男子代表・王皓監督が語った「世代交代」の現在地【アジア競技大会】
2026年9月24日は、日本男子が中国を打ち破った歴史的な日として記憶されるだろう。 アジア競技大会における優勝は実に60年ぶりだが、前回の優勝時には相手に中国がいなかった。 今大会の優勝はもちろんのこと、長年阻まれ続けてきた「中国の壁」を乗り越えたことにこそ、真の意味がある。

Text by
高樹ミナMina Takagi
「試合の勝ち負けのプレッシャーだけでなく、外から疑問視する声も聞こえてきます」王皓監督
日本男子代表がついに「打倒中国」を果たし、アジア競技大会60年ぶりの団体金メダルに輝いた。
その記念すべき夜、敗れた中国男子代表は指揮官の王皓監督を筆頭に、エースの王楚欽、2番手の林詩棟、そしてアジア競技大会初出場の19歳・温瑞博が受け入れがたい敗北と懸命に向き合おうとしていた。
1994年広島大会から8大会連続、実に32年間にわたって団体戦の金メダルを守り続けてきた。圧倒的なチーム力を誇る王者・中国にとって、その座を明け渡すことがどれほど大きな意味を持つのか。
決勝直後の記者会見では、王皓監督と王楚欽が日本の勝利をたたえ、「まずは祝意を表したい」と述べてから話し始めた。その言葉の端々からも、今回の敗戦の重さをうかがい知ることができた。
なかでも印象的だったのは、王皓監督が語った中国男子の世代交代についてだ。
中国は2024年パリ五輪男子団体で、樊振東と王楚欽のツインエースに馬龍という強力なメンバーで金メダルを獲得した後、馬龍が現役を退き、樊振東も代表を離脱。

