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【今野の眼】勝者なき安売り競争。3、4割引きは正常なのか、異常なのか

卓球王国独占記事

東京都内の専門ショップ(本文とは関係ありません)

Text by

今野昇Noboru Konno

薄利多売が当たり前、でいいのか。専門ショップ自らが首を絞めるような状況に陥っていないだろうか

大手ネットショップでは大幅な割引が当たり前となっている。ネットでの買い物が日常化した今、希望小売価格(定価)の意味すら曖昧になってきた。ネットショップでは、完全に薄利多売のスタイルが定着している。「こんなに値引きをしても利益が出るのだろうか」と疑問に思うこともあるが、大手ショップは大量発注により仕入れ価格を下げることで、いわば企業努力でやりくりしている。

専門ショップは、愛好者と店員との触れ合いや情報交換などが大切な要素になるだろう。しかし、そうした店舗がない地域ではネットショップでの購入が唯一の選択肢となることも少なくない。

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