前出陸杜の両面パワー攻撃[ペンは強し] ペンホルダーの宝刀。威力倍増のフォアハンド!
卓球王国2026年4月号 前出陸杜[ペンは強し]<その2>
ペンホルダーの希望の星・前出陸杜選手のハイテクニックを紹介する『ペンは強し』。今回はペンホルダー必殺の武器、フォアハンドのテクニックを紹介する。シェークの選手にも参考になる、威力倍増のポイントをご覧あれ!

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■ 前出陸杜 (まえで・りくと)
2004年10月5日生まれ、三重県出身。松生卓球道場で小学1年から卓球を始め、中学2年時に全日本カデット14歳以下優勝、高田高2・3年時にインターハイベスト16。現在は中央大に在学し、2025年10月の全日本大学総合選手権(個人)で準優勝。右ペンホルダー両面裏ソフトドライブ型
前出陸杜が語るフォアハンドの重要性
ペンはいくら裏面がうまくても最後はフォアで攻めることが重要
大学3年になって練習量が増え、裏面打法がレベルアップしたことでフォアとバックのバランスが良くなり、昨年の全日学2位などの好成績につながった前出陸杜。
しかし、「いくら裏面がうまくても、ペンホルダーは最後はフォアで攻めることが重要です」と前出は語る。「シェークの選手と対戦した場合、ペンホルダーの選手はラリーが長引くほど不利になる。台上プレーや裏面ドライブでチャンスを作ったら、なるべく短いラリーでフォアの決定打に持っていくことを考えます」(前出)。
毎日の練習でも、裏面との切り替え練習などに入る前に、フォアハンドの3点フットワークなどシンプルなフットワーク練習を必ず行うという前出(左下イラスト参照)。ペンホルダーとして、フォアハンドの威力と安定性を常に磨き続けているのだ。

前出流 フォアハンドの心得 3カ条 1
面をしっかり開いて、ボールの真後ろをとらえる。ラケットを「巻いて」しまうと威力が出ない!
前出のフォアハンドの基本は、ラケット面をしっかり開き、ボールの「真後ろ」をとらえて打球することだ。
「フォアハンドは手首が内側に入り、ラケット面を『巻く』スイングになってしまうと威力が出ません。基本のグリップでも垂直に近いくらいラケット面を立てて握り、ボールに対してラケット面をしっかり開いて打ちます」(前出)
下写真は前号でも紹介した、前出の表面(フォア面)と裏面のグリップだ。表面のグリップは人差し指がグッと中に入り、人差し指と裏面の3本の指でラケットを支える。
「通常は親指にはほとんど力が入っていませんが、フォアを打つ時は人差し指で支えながら、親指を含めたすべての指に力が入る感じですね」


