【ワールドニュース】WTTスターコンテンダーで木原美悠が単複2冠、孫穎莎の世界1位連続記録がストップ
ウラジミール・シドレンコ「この状況で私たちに何ができたでしょうか」
卓球王国2026年12月号 GLOBAL ACES「なぜ彼らは戦い続けるのか」 ▶ウラジミール・シドレンコ
Vladimir SIDORENKO RUSSIA
ウラジミール・シドレンコ [ロシア]

Text by
今野昇Noboru Konno

ウラジミール・シドレンコ
2002年4月7日生まれ、ロシア・トムスク出身。2020年ヨーロッパ選手権U21優勝、21年世界ユース選手権U19優勝、25年ワールドユニバーシティゲームズ優勝。世界ランキング19位(10月14日現在)
Photo Manabu Nakagawa
「この状況を生き抜くためには、未来と自分自身を信じるしかない」
2026年7月のUSスマッシュで当時世界ランキング37位ながら強豪を次々と撃破して決勝に進み、大きなサプライズを起こしたウラジミール・シドレンコ。彼が卓球を始めたきっかけは、幼少期にさかのぼる。ロシア・シベリア連邦のトムスクで石油関係の仕事をしながら、小さな卓球連盟で働いていた父親に連れられ、夕方の練習に通ううちにコーチから声をかけられた。
当時を振り返り、「ぼくが成長できたのは、すべて家族のおかげだと思っています。家族はぼくに卓球が上達してほしいと願うと同時に、勉強もしっかりしてほしいと考えていました」と彼は語る。16歳までは学業を最優先にし、サンクトペテルブルクへの転居を経て本格的なプロ活動を開始。2016年のヨーロッパユース選手権カデットの部での優勝を機に、父からもプロとして生きる道を認められた。


