Top of Asia 張本智和『優勝を意識しなくていいからと言ってもらえて、その言葉に救われました』
[プレイバック2016リオ五輪]DAY3/8月8日<3日目>メダルへの戦いが加速する
別冊卓球王国「リオ五輪特集号」掲載
リオ五輪 卓球競技
2016年8月6日~17日/ブラジル・リオデジャネイロリオセントロ・パビリオン3)
この日に男女シングルスのベスト8が出そろう。世界のトップクラスといえども初戦から厳しい戦いを強いられている。そして、さらにメダル争いが激化していく。
Coverage by
今野昇Noboru Konno
写真=今野昇、レミー・グロス
photographs by Noboru Konno & Remy Gros
好調なスタート福原愛、強敵リ・ミョンスンに快勝
「2ゲーム目の10ー10がこの試合の重要な場面だった。そのゲームを取ったことが大きかった」(福原)。前日、チームメイトの石川が敗れて、動揺が走った日本女子だったが、この日、福原は3回戦でモンテイロ-ドデアンに完勝。続くリ・ミョンスンのカットに対して緩急をつけた攻めを見せ、完封した
世界8位の黃鎮廷を丹羽孝希が4-3で破る
日本の丹羽が香港の黃鎮廷と対戦。丹羽は、ゲームを1-3とリードされながらも逆転で勝利し、準々決勝進出を決めた。5ゲーム目、マッチポイントを握られながらジュースで奪ったのが大きかった。前・中陣でミスがなく、チキータも効いた。最終ゲームはスタートでリードを奪うも逆転され、そこからの競り合いで最後まで攻め切った。勝利した瞬間もガッツポーズはないが、胸に手を当て、タオルで顔を覆い、応援団に手を上げた。