伊藤条太の奇天烈逆も〜ション[ハリウッド映画出演の真相]
卓球王国2026年8月号より

いとう・じょうた
1964年岩手県生まれ。中学1年からペン表ソフトで卓球を始め、高校時代に男子シングルスで県ベスト8。大学時代、村上力氏に影響を受け裏ソフト+アンチのペン異質反転ロビング型に転向しさんざんな目に遭う。家電メーカーに就職後、ワルドナーにあこがれシェークに転向するが、5年かけてもドライブができず断念し両面表ソフトとなる。このころから情熱が余りはじめ卓球本を収集したり卓球協会や卓球雑誌に手紙を送りつけたりするようになる。卓球本収集がきっかけで2004年から月刊誌『卓球王国』でコラムの執筆を開始。世界選手権の[裏]現地リポート、DVD『ザ・ファイナル』の監督なども担当。中学生の指導をする都合から再びシェーク裏裏となり少しずつドライブができるようになる。2017年末に家電メーカーを退職し卓球普及活動にいそしむ。著書に『ようこそ卓球地獄へ』『卓球天国の扉』がある。仙台市在住。

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内藤正路という教授から「ご出演おめでとうございます!」というメールが来た
前回、ハリウッドの卓球映画に出演した話を書いたが、私に出演依頼が来た真相が判明した。
映画が公開されてから、九州工業大学教授の内藤正路という方から「ご出演おめでとうございます!」というメールが来たのだが、そこには驚くべきことが書いてあった。
実は今回私が演じたエンドウ選手のコーチ役は、もともとは内藤さんに出演依頼があったのだが、大学に許可されず泣く泣く断り、その代わりに以前からファンであった私を「卓球の歴史に詳しい」という触れ込みで推薦したのだという。最終的に誰になったのかは知らなかったので、公開された映画の画面で私を確認して、お祝いの連絡をしてきたというわけである。
なぜ一介の大学教授など(失礼な書き方だが卓球視点ではこうなる)に出演依頼が来たのかと言えば、この方、現代の日本にほとんどいないペンカットマンなのだ。エンドウ選手のモデルとなった日本人初の世界チャンピオン、佐藤博治がペンカットだったため、コーチ役も本職のペンカットの選手を出したいという意向である。

