ラバー高騰の衝撃。2008年の『テナジー』、そして業界を震撼させた2015年のオープン価格 <Vol.3>
卓球王国2026年2月号
「ラバーが高くなっている」。誰もがそう感じているはずだ。「手軽で安く始められる卓球」だったはずが、気がつけば上級者向けのラバーは1万円を超え、ラケットも2~3万円の時代になっている。過去60年間のラバー価格の推移をたどってみよう。現在の卓球ラバーの価格は、どのように変化してきたのだろうか。

ラバー価格の推移
*1行目は発売年。
2行目は商品名
3行目は当時の定価。表示は税込み価格(1989年以降)
[B]=バタフライ [Y]=ヤサカ [T]=TSP [V]=VICTAS [N]=ニッタク[A]=アームストロング[An]=アンドロ [X]=XIOM [J]=ヨーラ [D]=ドニック [Ti]=ティバー [S]=スティガ [紅]=紅双喜
またもや仕掛けたのはバタフライ。2008年の『テナジー』、そして業界を震撼させた2015年のオープン価格。追撃するドイツラバー
2010年のラーメンの価格は600~900円
●大卒の初任給は約200,000円
●1ドル=約90円
円高はドイツラバー輸入の追い風となった

2004年
エクステンド
4,200円 [Y]
2008年スピードグルー禁止

2008年
テナジー05
6,300円 [B]
●スピードグルー禁止直前に『テナジー』が発売され、当初はあまり高い評価は受けなかった。ところが、スピードグルー禁止で、ラバーそのものの性能が問われる時代になり、一気に「テナジーブーム」が起きた。スピン系テンションと言われる、回転力重視のラバーの時代になる。
そして、2015年2月にバタフライは『テナジー』や一部のラケットをオープン価格にして、市場価格が一気に上がった。そこで伏兵『G-1』が売上ランキング1位に躍り出た。

