卓球マニア濃縮エキス[卓球天国の扉]〈その7〉高校卓球界の統計学
卓球王国ブックス「卓球天国の扉」より 〈その7〉
卓球コラムニスト・伊藤条太氏による爆笑卓球コラム本『ようこそ卓球地獄へ』の続編(2015年発刊)。あなたはこの一冊で「天国の扉」を開けることになる。 ☆卓球マニア濃縮エキス☆

Text & Illustration by
伊藤条太Jota Ito
第一章 卓球メジャー化大作戦
高校卓球界の統計学
卓球がマイナーだとかメジャーだとかいう議論がされることがときどきあるが、データに基づいて語られることはほとんどない。そこで以前、高校生の部活動を対象にして画期的な分析をしたことがあるのでここに報告しよう。根拠にしたデータは、平成17年度の文部科学省発表の全国の高校生の人数と、高体連発表の各競技の加盟人数である。
全国の高校生は360万人で、卓球部員は7.2万人だから、卓球部員の割合は2.0%となった。およそ50人に1人が卓球部員ということになる。他のスポーツはどうだろうか。多い順に書くと、硬軟野球9.7%(男子)、サッカー8.1%(男子)、硬軟テニス6.1%、バスケット4.4%、バレー3.4%、バドミントン2.8%、陸上2.5%、体操新体操2.5%、以上が卓球より人口の多い競技である。卓球より少ない競技としては、弓道1.8%(女子)、ラグビー1.6%(男子)、剣道1.6%、ハンドボール1.1%、柔道1.0%、ソフトボール0.9%(女子)、水泳0.9%と続く。まあ、だいたいそんなものだろうという結果だが、ひそかにライバル視していたバドミントンに差をつけられているところが悔しい。

