香港の夢見る狂人コレクター「ドリーマー21」
卓球王国2026年8月号別冊『卓球グッズ2026』より
Dreamer21 Table Tennis Museum
技術だけでなく、用具の影響も大きいのが卓球というスポーツだ。それゆえ、腕を磨くことよりも用具の探求、収集にディープにはまる「用具マニア」も多い。今回は、国内トップクラスのマニア推薦の香港のコレクターを、卓球コラムニスト・伊藤条太氏が直撃した。

さまざまなバリエーションの帽子がトレードマークだが、特に卓球とは関係ないという
文・写真
●写真提供:劉佰豪(Dreamer21)
卓球グッズ2024、2025に連続で登場した用具コレクターである髙橋洋平さんが常々語っていることは「自分なんかがコレクターと言われるようではダメだ、日本はレベルが低い」というものである。コレクターに高いも低いもあるかと思うが、それはさておき、その髙橋さんが「本物」と断じるのが、フェイスブックとYouTubeでコレクションを公開している「Dreamer21」という香港のお方だ。
YouTubeは25本の動画が配信されているのみで現在は更新が止まっているが、フェイスブックはすごい。2012年から現在まで更新され続けているのだが、画面のスクロールを延々10分近くも続けなければ終わらないバカみたいな量のコレクションが写っているのだ(写真の総数は4,042枚)。内容も、ラケットやラバー、ボールといった用具のみならず、メダル、バッジ、アクセサリー、置物、おもちゃと、何でもかんでもある。また、ラケットひとつとっても、20世紀初頭の貴重な骨董品があるかと思えば、最近の選手のサインラケットやら限定モデルやらと、とにかく幅が広い。これは確かに並のコレクターでは相手にならない、話にならないすごさである。髙橋さんが「本物」と断じるのもうなずける。

